この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
相談者は相談前,ご自身で保険会社と交渉をされておりました。しかし,その保険会社は,あまりに不遜な態度で相談者を威嚇しながら交渉するばかりか,あり得ない論法で過失割合(相談者50:加害者50)を主張していました。相談者は,保険会社とのやりとりに疲れ果て,本当に困っておりました。そんな時,当職の事務所にご相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
まず,当職は,相談者の味方となることを告げました。相談者は本来被害者であるはずなのに,どうして再び傷つけられなければならないのでしょうか。不合理は正すべきと考えたわけです。また,相談者からの事情聴取からは,保険会社の言い分は明らかに『赤い本』や『別冊判例タイムズ』のそれとは異なる事案をミスリードしていることを指摘しました。結果,過失割合を「相談者10:加害者90」にさせることに成功しました。保険金も大幅アップすることとなり,相談者は「やはり弁護士に相談してよかった」と言ってくださいました。
基本的には誠実に応対してくれる保険会社が多いと思います。ただ,被害者が再び傷つけられることは見逃すことができません。保険会社からの金額提示に対しては,少し待ったをかけてもよいのです。一度弁護士にご相談してください。