この事例の依頼主
女性
相談前の状況
相続をめぐり、相手方らやその配偶者による激しい暴行・脅迫・嫌がらせが繰り返されていました。依頼主らは寄与分を主張することにより有利な解決を図りたいと思っていたのですが、それまでの経緯からは、遺産分割について交渉することすら困難ではないかと思われていました。
解決への流れ
遺産分割及び寄与分の調停を申し立て、寄与分が十分に考慮される結果となりました。すなわち、預貯金は法定相続分に従って分配し、不動産は依頼主らだけが取得する、という内容で依頼主らに有利な調停を成立させることができました。
裁判所が容易には認めてくれない寄与分を認めてもらえるように申立書での主張の仕方を工夫しました。相手方らによる暴行・脅迫等については、相手方らの弁護士に適切な対処を求めるほか、第１回調停期日に裁判官から注意をしてもらうことなどが功を奏して予想以上に調停をスムーズに進行させることができ、３回目の調停期日に有利な解決を図ることができました。弁護士に依頼せず、本人同士で解決することは困難であったと思われる事例です。