この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
依頼者の会社内でセクハラがあったとして、依頼者が労働者に訴訟を起こされました。労働者の主張は、3年ほど前のセクハラによる辛さが不適切な発言によりフラッシュバックして、うつ病になって休職を余儀なくされた、というものでした。また、残業代も併せて請求されました。
解決への流れ
裁判において、労働者側の主張の不合理な点を主張立証し、証人尋問を行った結果、裁判所に労働者側の主張の不合理な点を理解してもらえ、依頼者にかなり有利な判決を獲得することができました。残業代請求については、完全にこちら側の主張が認められました。
詳細に相手の主張や証拠を読み込んだからこそ得ることができた判決だったと思います。とはいえ、労働事件は、使用者側にとっては、起きた時には既に手遅れということが多いものです。労働事件を起こさないために、就業規則の作成や日頃の労務管理など、弁護士が常に関与して紛争を予防することが大切です。